2012年5月19日土曜日

Thinkpad x200sにdebianをインストールした時の諸設定メモ


題名通り個人的な備忘録で。
Xfce4をウィンドウマネージャとして使用しているが、そのへんの設定は省略。
(ていうか壁紙以外特に変更していない)

(1) 無線LANドライバインストール
firmware_iwwifiをインストールすれば終了。
ちなみに、network managerは使用せずにwicd使ってます。

(2) トラックポイントの設定
縦スクロールを中ボタンでできるようにする設定。 
/usr/share/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf(新規作成)に以下の記述。
Section "InputClass"
    Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
    MatchProduct "TrackPoint"
    MatchDevicePath "/dev/input/event*"
    Driver "evdev"
    Option "EmulateWheel" "true"
    Option "EmulateWheelButton" "2"
    Option "Emulate3Buttons" "false"
    Option "XAxisMapping" "6 7"
    Option "YAxisMapping" "4 5"
EndSection
 
(3) CPUのコイル鳴き対策
CPUのディーパースリープモードが有効になっているとコイル鳴きをするらしい。
Windowsの省電力マネージャーには無効にする設定があるが、当然linuxには無いので自力で設定する。
・/etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX="processor.max_cstate=2"
update-grub2してから再起動すれば良いはず。
 
(4) SSDのTrim有効にする
効果がいまいち把握できていないんだが一応設定済み。
手順は以下
・ファイルフォーマットをext3からext4に変換する。 
Trim有効にするにはext4にしないとダメ。 
debianのsqueezeからインストールしていると大抵はext3のはずなので...
変換方法は以下。
tune2fs -O extents,uninit_bg,dir_index <デバイス名>
e2fsck -fpDC0 <デバイス名>
tune2fsで変換してe2fsckで整合性のチェック、だったかな。
・/etc/fstabを修正
ext3だった箇所をext4に変更
 
再起動すればext4になるはず。 

・Trim有効にする
/etc/fstabを編集して、該当するデバイスのオプションにdiscardを追加

(5) バッテリーの充電設定
バッテリー充電の下限、上限を決める設定
・以下のパッケージをインストール
tp-smapi-dkms hdapsd sysfsutils
・ /etc/modulesに以下の記述を追加
tp-smapi 
・/etc/sysfs.confに以下の記述を追加
devices/platform/smapi/BAT0/start_charge_thresh = 30
devices/platform/smapi/BAT0/stop_charge_thresh = 95
start_charge_threshが充電を開始するバッテリ残量(%)。
stop_charge_threshが充電を終了するバッテリ残量(%)。
 
(ひょっとしたらmodprobe tp-smapiとコマンド打っておく必要が有るかもしれない) 
これでバッテリーにやさしい環境の出来上がり(笑) 
 
(6) Caps LockをCTRLに設定
Caps Lock不要なのでCTRLに割り当てる
/etc/default/keyboardのXKBOPTIONSにctrl:nocapsを追加
(ctrlキーとswapさせたい場合はctrl:swapcaps) 

(7) Beep黙らせる
/etc/modprobe.d/pcspkr.confを新規作成。以下の記述をいれる
blacklist pcspkr
 
他にもあったかもしれないけど、思い出したら追記する予定。